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2012年8月24日金曜日

省エネ機能とエネルギー自立住宅

最新の住宅設備は、省エネ機能を売りにしたものが多いです。
今日見てきた展示会でも、そんな設備が花盛りです。

これらの設備についての評価を、個人的にはとても悩みます。
まず、経済的に見て、省エネ効果で元が取れる商品はほぼありません。

いい線いくのは、やはり太陽光発電でしょうけど、これは、イニシャルコストには補助金、ランニングコストには売電の高額買い取り制度と、いわば他人のお金をふんだんに獲得できるからで、そうでなければ、とても元が取れるようなものではありません。

一方で、その他の省エネ機能商品も技術的には興味深い商品も多く、元は取らずともリーズナブルな負担なら、もったいない精神を満たすために採用したい、と思う人はたくさんいるはず。

先般話題にした、ゼロエネルギー住宅の件でもそうですが、花盛りの設備を、効果的に計画的に採用してやれば、電線不要なレベルのエネルギー自立住宅や、発電所住宅だって十分可能なわけです。今すぐにそういうオーダーがきても、対応できる程度には、弊社レベルでさえ技術も体制も整ってきている。(言い過ぎた。たぶん法律が整ってない。)
外部にエネルギー供給を頼らないのって、結構気分の良い付加価値じゃないかと。しっかり価値のあることなのではないかとも思うわけです。

その一方で、今それを実現するコストというのは、今後、猛烈な勢いで下がることもわかっていて(蓄電池とか。)、これはこれでどうなんだろう、と。
実際には、コストが下がれば、補助金などの支援も小さくなり、相当期間、実質的な負担は大差ないだろうということも予想できるわけですが。

でもでも、高額設備は更新時の負担も小さくはありませんし。

「採用したらとても良いですけど、おすすめはできません。」って、そんなのあり?

う〜ん。悩む〜。

流行物だからと、盲目的に薦めたりしませんが、それでも、あわよくば電線切れてもふつうに暮らせる家がほしいという、少し酔狂なお客様がいらっしゃいましたら、是非、一緒にかなえましょう。

お金の元は取れませんが、その時点で選択可能な最高に合理的なシステムで、大きな満足感に挑戦してみましょう!
(o^-^)\(^O^)/



荻野

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