お知らせ

「文字で語る」のコンテンツを開始してみました。
当面実験運用です。
メインのホームページに整理する前の情報をお送りします。
断片的にはなってしまいますが、お役に立てるようにがんばります。
執筆担当は荻野です。応援メッセージやクレームもどんどん待っています。(^^)

2012年8月28日火曜日

消費税増税に関わるスケジュール(予想)

SE構法専用住宅ローン会社であるSE住宅ローンサービスから、
消費増税に関わるスケジュールの予想が届きました。
(モノクロFAXでわかりにくかったので、弊社内で再度書き起こしました。)

制度設計はまだなのであくまで予想ですが、参考にしてください。




この予想を元にすれば、ライン年の9月30日までの契約であれば、工事期間が延びても消費税はかからないと読み取ることができます。

一方で、前回5%にあがった時は、駆け込みの反動でむしろ価格が下がるという状況も生まれましたが、今回は、その次の8%から10%への駆け込みが控えていますので、すぐには価格が下がるという状況は発生しないかもしれませんね。

いずれにしても、住宅業界にとってはやっかいな時期に突入しそうです。


2012年8月24日金曜日

省エネ機能とエネルギー自立住宅

最新の住宅設備は、省エネ機能を売りにしたものが多いです。
今日見てきた展示会でも、そんな設備が花盛りです。

これらの設備についての評価を、個人的にはとても悩みます。
まず、経済的に見て、省エネ効果で元が取れる商品はほぼありません。

いい線いくのは、やはり太陽光発電でしょうけど、これは、イニシャルコストには補助金、ランニングコストには売電の高額買い取り制度と、いわば他人のお金をふんだんに獲得できるからで、そうでなければ、とても元が取れるようなものではありません。

一方で、その他の省エネ機能商品も技術的には興味深い商品も多く、元は取らずともリーズナブルな負担なら、もったいない精神を満たすために採用したい、と思う人はたくさんいるはず。

先般話題にした、ゼロエネルギー住宅の件でもそうですが、花盛りの設備を、効果的に計画的に採用してやれば、電線不要なレベルのエネルギー自立住宅や、発電所住宅だって十分可能なわけです。今すぐにそういうオーダーがきても、対応できる程度には、弊社レベルでさえ技術も体制も整ってきている。(言い過ぎた。たぶん法律が整ってない。)
外部にエネルギー供給を頼らないのって、結構気分の良い付加価値じゃないかと。しっかり価値のあることなのではないかとも思うわけです。

その一方で、今それを実現するコストというのは、今後、猛烈な勢いで下がることもわかっていて(蓄電池とか。)、これはこれでどうなんだろう、と。
実際には、コストが下がれば、補助金などの支援も小さくなり、相当期間、実質的な負担は大差ないだろうということも予想できるわけですが。

でもでも、高額設備は更新時の負担も小さくはありませんし。

「採用したらとても良いですけど、おすすめはできません。」って、そんなのあり?

う〜ん。悩む〜。

流行物だからと、盲目的に薦めたりしませんが、それでも、あわよくば電線切れてもふつうに暮らせる家がほしいという、少し酔狂なお客様がいらっしゃいましたら、是非、一緒にかなえましょう。

お金の元は取れませんが、その時点で選択可能な最高に合理的なシステムで、大きな満足感に挑戦してみましょう!
(o^-^)\(^O^)/



荻野

2012年8月22日水曜日

アンチ太陽光発電派から、ゼロエネルギー住宅推進への心変わり


ここ数年、世間での太陽光発電の盛り上がりをよそに、弊社ではそのような動きから一定の距離を置いてきました。

太陽光発電という設備は、暮らしを快適にする要素は一つもありません。
お湯を沸かしてくれるわけでも、家事を楽にしてくれるわけでもありません。
屋根に重量をかけ、防水を脅かし、建物に負担をかける見返りとして、何年もかけて初期の投資を回収(うまくいけば少しは儲かるかも)するという設備でした。
(ただし、発電モニターを見るのはとても楽しい事ですけどね。)

しかし、3.11以降、事情は大きく変化したように思います。
原子力発電の問題も含めて、エネルギー政策も混迷を深めており、お金を出せば電気をふんだんに使っても良いという社会情勢ではなくなりました。

そのような状況にあって、「ゼロエネルギー住宅」というのは、従来よりも遙かに大きな意味を持つ存在になったと感じています。
従来の「光熱費ゼロ」住宅は、所詮高い電気を売って安い電気を買うことによって、費用を節約しようという、お得な住宅という意味であったろうと思います。
それが、昨今の情勢下の「ゼロエネルギー」住宅は、社会にエネルギー負担をかけずに快適設備を使うことのできる、いわば免罪符付住宅という要素を持ちます。

将来的にどのような社会になるかはわかりませんが、しばらくの間は「ゼロエネルギー」住宅以外では、何となく電気をふんだんに使った生活をする事がためらわれる時代が続きそうです。

幸いなことに、今は補助金や電気の買い取り制度のおかげで、トータルの負担はあまり大きくありません。
また、屋根の防水を傷つけることなく施工できる太陽光パネルの施工方法も開発され、弊社ではその方法だけを採用していきます。
建物の標準的な使用エネルギーを計算する手法も確立されています。
割高だった太陽光発電をはじめとする設備も、家電量販店などに遜色のないような価格で取付ができるような環境もできてきました。

ゼロエネルギー住宅は、社会が必要とし、特別な存在でなくなっていくのかもしれません。
快適な生活を気持ちよく満喫するために、ゼロエネルギー住宅をお勧めします。
10年後に「え、イマドキ外部からエネルギーを調達するような家に住んでるの?」と言われないためにも。


荻野

2012年8月15日水曜日

冷暖房設備は、人を引き寄せる引力だ!

というわけで、題名がすべてなのですが、個室を含めて、家中の温度が安定しているより、リビングだけが涼しい(暖かい)方が、家族が集まることは間違いないですね。

トイレや洗面、お風呂、廊下などとLDKなどは、快適な温度管理をして、人を引きつける強い引力を持たせてもよいですが、家族構成やお子様への子育ての考え方によっては、その引力の大きさに、メリハリをつけるのもいいかもしれませんね。